皆さんこんにちは、YURUです!
今回は、ワークライフバランスの考え方についてお話ししていきたいと思います。
働き方改革も浸透して久しくなりましたが、「お金は欲しいけどプライベートの時間を蔑ろにして働くのは嫌だ」、「今後の生活も考えると一時的に激務をする事も必要ではないか?」などの悩みは尽きず、仕事と私生活のバランスをとっていくことは想像以上に難しいように思えます。
さらに、ワークライフバランスの最適解はその時の状況(ライフイベントなどなど)によっても変わるため、その時々にあったバランスの設計も欲しいところです。
この記事では、僕が社会人になってから今に至るまでに通ってきたフェーズを、独身時代・結婚生活・子供誕生後の3フェーズに分け、それぞれのフェーズごとでのワークライフバランスについての自分の考え方を整理しご紹介していこうと思います。それぞれのライフフェーズで変化した考え、変化しなかった考えを整理することで、皆さんがライフワークバランスを考える上で参考になるものがあれば嬉しいと思っています。
独身時代のワークライフバランス
仕事に勝るものなしの数年間
大学院を卒業してキャリアをスタート。新卒で入った会社は繁閑の波はあれど、基本的に激務が前提となる職場でした(業界としてもそのような感じ)。それを承知の上で選んだ業界であり会社だったので、自分としても激務を乗り越えて思いっきり成長してやると意気込んでいました。なので当然、ワークライフバランスでいうと仕事に全振りという状況でした。仕事に打ち込む日々で生活の中心はもちろん仕事。土日や華金などリフレッシュする時間はあるけれど、何かあれば仕事優先。土日の休日勤務も全く厭わない。そんな生活が数年間、これが僕の独身時代の過ごし方でした。
社会人として生きていくための基礎・基盤を醸成
激しく働いた独身時代でしたが、収穫はたくさんありました。
社会人として生きていくためのビジネススキルの習得や経済的基盤ができたことに加えて、自分が仕事を通して実現していきたい目標や、自分の中での仕事の意義の咀嚼ができました。仕事と徹底的に向かい合うことによって、自分自身としての仕事に対する価値観や考え方が形成され、その価値観や考え方は現時点においても自分の土台となっています。この後に紹介する結婚生活や子供誕生後のフェーズも、独身時代に作られた価値観や考え方が土台としてあって、その土台に積み上げるような形で新たな考え方であったり価値観を醸成しているようにも思えます。
独身時代はワークライフバランスというよりも、もはやワーク一択と言えるような時期でしたが、自分の基盤となる価値観や考え方が作られたフェーズであり、本当に経験して良かったと思える時間でした。
独身時代のワークライフバランスまとめ
このフェーズのワークライフバランスを、時間の振り分けと、自分の中での意識の向かい方で整理すると・・・
時間としてはワークが9割以上、ライフは1割以下
自分の中の意識としては、息抜きや遊ぶ時間も少しは欲しいが、仕事が最優先
という感じでした。
結婚生活のワークライフバランス
「ライフ」にも目を向け始める
社会人3年目の半ばで奥さんと結婚。結婚したことによって、当たり前のことではありますが、人生は仕事だけではないなと再実感しました。
自分の中での仕事へのスタンスや向き合い方は変わらないものの、夫婦の時間も大切にできるようにと考えて、仕事における効率やメリハリを意識するようになりました。
独身時代では、いざとなれば土日に仕事を消化すればいいと考えていましたが、結婚後は土日は極力休んで奥さんとの時間を優先したいと考えるようになりました。その結果、仕事の効率に極限までこだわり、平日で仕事を消化し切るように動くようになりました。
また、仕事量が多くて深夜まで働かなければならない日でも、夕飯だけは奥さんと一緒に食べられるように時間を工面するといった事もするようになりました。依然として仕事が中心ではあるものの、「ライフ」についても目を向けるようになったのが結婚生活のフェーズでした。
なんだかんだで仕事にも集中できた期間
他方で、結婚生活はやりたいこと(僕の場合は仕事)に集中できた期間でもありました。
結婚生活の中では当然の如く役割分担が生じますが、我が家における僕の役割は仕事がメイン。奥さんはバリキャリのようなキャラではない一方で、家事や細かい作業は淡々とこなせるタイプ。僕は家事はなるべく省けるようにしたいと思ってしまうタイプですが、仕事については激務も嫌とは思わないし、奥さんよりも稼ぐことは得意でした。
このようなお互いの特性と、奥さんの理解と支え(+結婚したことによる責任感)から、僕のメインロールは仕事となり、独身生活よりもさらに仕事に集中もできた期間でもありました。
これはワークライフバランスに限った話ではありませんが、夫婦お互いがそれぞれ取り組みたい事や大切にしたいことを話し合って、お互いの理解の上で何かに熱中する事も大切なのだなと感じます。
結婚生活のワークライフバランスまとめ
時間としてはワークが6〜8割、ライフが2〜4割
自分の中の意識としては、夫婦時間を確保すべく、仕事のメリハリや効率を重視。仕事におけるパフォーマンスは維持しつつも時間効率の最大化を目指す。
といった感じでした。
また、結婚生活の期間中に転職をしたことも、ライフの時間を増加させた要因となっています。
もとから数年以内の転職は考えていましたが、夫婦時間を確保したいというのも一つの理由となり、転職の時期を前倒し。職種も少し変わったことから、これまで程の激務はなくなり、ワークライフバランスは少しとりやすくなりました。
子供誕生後のワークライフバランス
人生の難易度が爆上がり
この記事を書いている2024年に、僕にとって初めてとなる子供が生まれました。
子供の面倒を見ていてとても可愛いですし、家族との時間を増やしたいとこれまでにないくらい思うようになりました。
また、子育てや家事など家庭内におけるオペレレーションがかなり多忙になったことからもプライベート時間の重要度が大幅にUpしました。
他方で、自分の意識の中で仕事に対する重要性も大幅に上昇しました。今後子育てに必要となる資金をしっかり稼いでいく責任がありますし、加えて、これまで以上に仕事の「意義」について目を向けるようになりました。
家族と一緒にいたいと思いながらも、多くの時間を仕事に投下していくのだから、その分仕事の時間は極限まで有意義なものにしたいと考えるようになりました。
また、「子供たちの世代により良い社会を残すことも、広義の意味で子育てなのでは?」と考えるようになり、それに資する仕事がしたいと強く思うようになりました。
こんな感じで、家庭で過ごす時間をなるべく多くしたいと「ライフ」への意識が一気に強くなった他方で、「ワーク」に対する意識も同様に跳ね上がりました。1日24時間という制約は変わらないのに、ワークもライフも重要度が大幅に上がるという、人生の難易度爆あがりフェーズが今現時点です。重要度が一気に跳ね上がった「ワーク」と「ライフ」にどのように折り合いをつけて共存させていくのかが、今僕が直面している課題です。
(とはいえですが、「ワーク」と「ライフ」の重要度が大幅に上昇したことで、日々の充実度や幸福度も上がっています)
子供誕生後のワークライフバランスまとめ
時間としてはワークが6〜8割、ライフが2〜4割
自分の中の意識としては、子供が生まれたことで、「ライフ」への意識が大幅に上昇。その一方で、「ワーク」に“次世代になるべくいい社会を残す”という観点も追加され、仕事の重要度も大幅Up
結婚生活のフェーズのように転職があったわけでもなく、「ワーク」と「ライフ」双方の意識が高くなった結果、時間のバランスは結婚生活フェーズから不変。
まとめ
ここまで、独身時代・結婚生活・子供誕生後と3つのフェーズを通して僕が考えてきたライフワークバランスを振り返ってみました。
いずれのフェーズでも変わらなかった考えは、仕事には全力で取り組むという点です。がむしゃらに働いた独身時代。奥さんの理解と支えを得ながら、また効率性も追求しながら集中して仕事をした結婚生活。新しい意義を感じて身を引き締めながら仕事に取り組んでいる子供誕生後。どのフェースでも仕事には全力で向き合いながら取り組んできています。他方で、変わってきた考えとしては、プライベートの時間の大切さがフェーズごとに増していっているということです。ここまで書いてきたように、家族でいる時間をなるべく多くとりたいと思っていることに加えて、友人と過ごす時間の大切さも日に日に強く感じるようになっています。このように、仕事至上主義であった独身時代と比べて、今ではかなりプライベートの重要性が高まっています。
仕事が基礎・基盤。それをベースにプライベートを全力で楽しむ
もちろん、仕事のために生きている訳ではないし、仕事のために人生があるとも思っていません。しかし、仕事にしっかり取り組むことでプライベート面でも大きな恩恵が得られていると思っています。
まず、経済面の恩恵があることはイメージがしやすいかと思います。
仕事に全力で取り組んできた事もあり(もちろん、それだけが要因ではなく運も良かったという側面も大いにありますが)、社会人になってから今に至るまで恵まれた待遇を受けることができてきました。生活の場面でお金を気にすることはこれまでほぼありませんでしたし、お金を理由として何かを断念することもありませんでした。今後のキャリアを考えることはあっても将来の生活費などについての漠然とした不安もありません。
さらに、経済面以外の点として、幸運なことに就きたい仕事に就けている(+そのためのスキルや知識も獲得している)ことで、働いている時間も充実度高く過ごすことができています。
このように、仕事の時間が充実しており、経済的な基盤もある程度固めてしまえば、あとはプライベートの時間を全力で楽しむだけという状態を作ることができました。つまり、仕事以外の時間は「ライフ」にしっかりと集中することができるようになったわけです。
こういった構図から、まずは仕事が土台となり、それをベースにプライベートを全力で楽しむというのが、自分自身としての「ワーク」と「ライフ」の関係性となっています。
終わりに
今回の記事では、社会人としての生活をスタートさせてから今に至るまでの時間を、3
つのフェーズに分けて、ワークライフバランスについて自分の中で変化のあった考え方・不変だった考え方を整理してみました。こうして整理をすることで、自分がどのように今後の人生を過ごしていきたいと感じているかの解像度が上がったように思います。皆さんも、これまでの社会人人生を振り返って、時間の経過の中で変化した考え方や、不変であった考え方を整理してみると、今後の生活をより良くしていくヒントが得られると思います。その時にこの記事の内容が少しでも参考になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき有難うございました、また次の記事でお会いしましょう!
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